Sandalwood
History
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サンダルウッドは何千年もの間、インドの伝統的医学アーユルベーダや中国医学、オーストラリアのアボリジニの重要な薬剤として、アジア諸国においては文化や宗教に深くかかわり、仏教やヒンズー教などの寺院、仏具などに焚かれて使用され「白檀」としてよく知られています。
ストレスや不眠症、湿疹やにきびなどに用いられ、仏教の僧侶たちは瞑想前にサンダルウッドの香りを嗅ぎ、 オーストラリアのアボリジニたちはリラックスのためや”walkabout”(アボリジニの伝統のひとつである放浪の旅)前に集中するためサンダルウッドの香りを使いました。 1845年にはじめてここ西オーストラリア州から極東(中国や日本などの地域)にサンダルウッド木材が輸出されはじめ、貴重で崇敬なサンダルウッドの木材は主に仏教徒が礼拝時に使うお香の生産に使われるため、毎年中国などにトン単位のサンダルウッドの木材が輸出されるようになり、西オーストラリア州の重要な産業の一つに発展しました。 1875年にはオーストラリア産サンダルウッドとして初めて蒸留され、1916年までにはオーストラリア産サンダルウッドオイルの商業製品が完成し販売されました。 1920年代にはいるとサンダルウッドの収穫量はピークを迎え、中国からの強い需要にこたえるため14,000トンにも及ぶ収穫量を輸出していましたが、西オーストラリア州政府は将来のためサンダルウッドの栽培育成を目的に持続可能な収穫量を守るように制限した法案を可決し施行されました。 これを契機にオーストラリア産サンダルウッドの生産はより科学的に管理され、徹底した品質・生産過程の向上が図られ、サンタロール(サンダルウッドに含まれる成分)のよりの高いオイルを抽出することに成功しました。 この成功によりオーストラリア産サンダルウッドオイルは医療用としても着目され、英国、フランス、日本、ベルギーなど様々な国で使用されるようになりました。 オイルに含まれる強い殺菌作用と適度な量であれば口から摂取することも可能であるとし性病などの薬としても好まれていましたが、抗生物質の普及により、オーストラリア産サンダルウッドの商業的生産は1963年に中止されました。 それから30年以上経過し、再度このオーストラリア産サンダルウッドの効果を再認識し様々な使用法の可能性を探り、化粧品、アロマセラピー、香水、治療などの分野で世界に向けて紹介して、地球環境を保全しつつ持続が可能な産業として知られるようになり、現在に至っています。 |
Benefit
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[ 心への効能 ]
鎮静作用があり、頭痛や不眠症など自律神経を整える効果があります。 緊張や興奮時に、心を落ち着かせることから寺院での瞑想の際に古くから使われており、 また、儀式などでも使われてきました。 [ 体への効能 ] 殺菌消毒作用により、膀胱炎などの泌尿器系の改善、抗炎症作用により、 呼吸器系の喉の痛みや咳などの慢性気管支炎緩和などに有効です。 また、うっ滞を改善し、血液の循環を促す作用がある為、冷え性、静脈瘤に効果があります。 [ 肌への効能 ] 皮脂の分泌を調整する作用があり、脂性肌、乾燥肌老化肌の保湿、 肌をやわらかくして潤す効果があるので、乾燥肌の方におススメです。 水分調整作用によりむくみやセルライトにも効果的で、 抗炎症作用、鎮静作用など肌にうれしい効果が期待できます。 ※注意事項※ ● 香りが長く残るので、衣類には直接つけないようにしましょう。 ● 妊娠初期は、使用を避けましょう。 ● うつ状態の方は、使用を避けましょう。 |
【注意点・免責条項】
- 精油は医薬品ではありません。
- ここに記載されている精油の効果効能はあくまでも補助的な手段だとお考えください。
- 心身の不調改善を保証するものではありません。
- 精油やアロマ関連の製品を使用の際は、取扱説明書や注意事項をよく読み、正しくお使いください。
- 特に、精油を直接肌に塗ったり服用したりすると大変危険です。
- 妊娠中の方をはじめ、持病がある方、高齢者の方は使用できない精油があります。
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