White Cypress
History
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20世紀初め、フランスの化学者ルネ・モーリス・ガットフォセが化学の実験中で火傷を負ってしまい、その際にラベンダーの精油を役立てたところみるみる回復し、その後ガットフォセはこの経験によって精油の治療的な薬理効果を発見し精油(エッセンシャルオイル)の研究に没頭しました。
1937年には「Aromatherapie」という著書を発表し以後その言葉はアロマセラピーとして広く知られるようになりました。その後精油の薬理効果を世に広く広めるきっかけになったのが、フランスの軍医だったジャン・バルネ博士で、1942年第二次世界大戦に従軍した彼もラベンダーの作用に着目して、 負傷した兵士の治療に精油を用いました。 ラベンダーの効用は、リラックス効果から殺菌・消毒、鎮痛作用、不眠症、虫除けまで、まさに万能といえるほど多様です。品種も現在多種にわたっています。原種といわれるものと、たくさんの亜種があります。品種による大きな区分としては大きく4つに区分されます。 《ラベンダーの品種》
タスマニアンラベンダーは、1921年にフランス南アルプスのごく一部に生息していた真正ラベンダーがタスマニア島に持ち込まれ、栽培されたものが始まりで、オーストラリアの独特の気候の下で他の種と交配が進むことなく純正が保たれている希少な種、タスマニアンラベンダーとして生育し、刺激的でいて豊かな香りをあわせもち、ヨーロッパのラベンダーオイルの香りより格段豊かな香りのオイルが生産されています。鮮度の高いラベンダーオイルはフレッシュでやや尖がった香りがありますが、香り成分であるリナロール、もう一方の成分酢酸リナリルの含有量が30-40%と高く、このバランスが癒しとスッキリ感がありながら丸い甘さも残す、という香りを高めています。 ラベンダーは、頭痛、過敏症、ストレス、軽度の不安、緊張の一時的な軽減など、リラクゼーションを助けるため、非常に多用途です。ラベンダーオイルを夜間に数滴テッシュなどに落とし、ベッドサイドに置いておく不眠症を緩和することができます。また、軽度の火傷、切傷および擦り傷の症候的軽減を助け、筋肉痛、痛みおよびけいれんを和らげるのに役立つとされています。 ラベンダーオイルのバランスのとれた花草の香りは、ほとんどすべての精油および植物油とブレンドすることができます。ご自身のアロマクラフトものに、柔軟剤やバスオイルなどに、このタスマニアンラベンダーオイルを加えていただくとさらに香り豊かに楽しめます。 |
Benefit
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[ 心への効能 ]
ラベンダーは感情の全体のバランスをとってくれ、緊張やストレス、不安感を和らげ、 気分をゆったりと落ち着かせてさせてくれます。また、ストレスや緊張などから生じるいろいろな症状の緩和に役立ちます。感情を抑えがちでストレスを溜めてしまう方、頑張りすぎて疲れてしまった方、過度の緊張にさらされへとへとな方などに心と体のバランスをとるために、香りを取り入れ、感情を解き放つ手助けにおすすめです。不眠を解消する手助けにもなります。 寝室で芳香浴をしたり、就寝前のアロマバスで使ったりすると心も身体も緊張がとけて、心地よく眠れることでしょう。 [ 体への効能 ] 鎮痛作用があるので、頭痛や神経痛、筋肉痛、月経痛、イライラなどの症状も緩和してくれ、さらに、抗菌作用、抗炎症作用、消毒作用もあるので、尿路系や生殖器の感染症に効果的です。 [ 肌への効能 ] 肌には火傷や傷跡の治癒にとても有効な精油です。肌の再生効果、炎症改善効果、皮膚炎、湿疹など、あらゆる皮膚の悩みに万能に作用するといわれています。 スキンケアやヘアケアにもよく使われており、全ての肌質に使用できます ※注意事項※ ● 妊娠初期は、使用を避けましょう。 |
【注意点・免責条項】
- 精油は医薬品ではありません。
- ここに記載されている精油の効果効能はあくまでも補助的な手段だとお考えください。
- 心身の不調改善を保証するものではありません。
- 精油やアロマ関連の製品を使用の際は、取扱説明書や注意事項をよく読み、正しくお使いください。
- 特に、精油を直接肌に塗ったり服用したりすると大変危険です。
- 妊娠中の方をはじめ、持病がある方、高齢者の方は使用できない精油があります。
- また、健康状態に気になることがある方や、医療機関で治療中の方は、必ず医師や専門家に相談の上、安全にお使いください。
- 当サイトで紹介している精油の特徴、効果、仕様、アロマテラピーの実践などは、全ての方に当てはまるものではありません。
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